Windows 11で高速スタートアップを無効にする方法|トラブル防止に効果的
Windows 11の高速スタートアップを無効にする方法を初心者向けに解説。トラブル時の対処法や手順も丁寧に紹介します。
- 開始日
- 2025年9月6日
- 終了日
- 2025年9月6日
- 期間
- 1日間
- 最終更新日
- 2025年9月6日
Windows 11には「高速スタートアップ(Fast Startup)」という便利な起動高速化機能が搭載されています。しかし一方で、特定のトラブルを引き起こす原因にもなり得るため、状況に応じて無効化が推奨されます。
今回は、高速スタートアップの概要から無効にする具体的な手順までを丁寧に解説します。NEC LAVIEや一般的なWindows 11機種にも対応しています。
✅ 高速スタートアップとは?
高速スタートアップとは、Windowsのシャットダウン時にシステム情報を保存し、次回の起動を高速化する機能です。
完全なシャットダウンではなく「休止状態に近い状態」で終了させるため、PCの立ち上がりが早くなります。
❗ 高速スタートアップを無効にするべきケース
便利な機能ではありますが、以下のようなトラブルが起きる場合は無効化を検討してください。
- 古いUSB機器・周辺機器が認識されない
- BIOSの設定を変更後、起動しなくなる
- 外付けHDDがマウントされない
- デュアルブート環境でOS切り替えに不具合が出る
このようなケースでは、一度完全にシャットダウンして再起動する必要があり、そのためには高速スタートアップを一時的または永続的に無効にする必要があります。
🛠️ 高速スタートアップを無効にする2つの方法
方法① 一時的に無効にする(次回起動時のみ)
▶ スタートメニューから
- Windowsの「スタート」メニューを開く
- 右下の【電源】アイコンをクリック
- **「Shift」キーを押しながら「シャットダウン」**または「再起動」をクリック
- 「オプションの選択」画面で【PCの電源を切る】を選択
これで一度だけ完全なシャットダウンが実行されます。
▶ OSが起動できない場合(NEC LAVIEなど)
機種によってはNovoボタンやファンクションキーでリカバリメニューを表示し、そこから完全シャットダウンが可能です。
以下は例です:
- 【LAVIE N14/N15】→ Novoボタンを使用 → System Recovery を選択
- 【LAVIE DT/PM/GX】→ 電源投入直後に【F11】キー連打
- 【その他の機種】→ 電源投入直後に【F2】キー → BIOS → HDD Recovery → 実行
その後「オプションの選択」から【PCの電源を切る】を選ぶと完全シャットダウンが可能です。
方法② 設定で永続的に無効にする
高速スタートアップを完全にオフにしたい場合は、以下の手順で設定を変更します。
▶ 操作手順(Windows 11)
- 「スタート」→「すべてのアプリ」→「Windowsツール」→「コントロールパネル」
- 【ハードウェアとサウンド】を選択
- 【電源オプション】をクリック
- 左メニューから【電源ボタンの動作の選択】を選ぶ
- 「現在利用できない設定を変更します」をクリック
- 「シャットダウン設定」の中にある 「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外す
- 【変更の保存】をクリックして完了
🔄 高速スタートアップを再度有効にしたいときは?
再び高速スタートアップを利用したくなった場合は、上記手順をもう一度行い、「高速スタートアップを有効にする」にチェックを入れることで簡単に元に戻せます。
💡 補足情報と注意点
- Windowsのアップデート状況により、表示や設定画面が若干異なることがあります。
- 高速スタートアップは「スリープ」と「休止状態」とは異なります。
- 本記事は、NEC公式のLAVIEマニュアルおよび大塚商会の技術FAQをもとに構成しています。
✅ まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
機能名 | 高速スタートアップ(Fast Startup) |
メリット | 起動時間を短縮できる |
無効化が必要な時 | デバイス認識エラー、起動トラブル、デュアルブート構成など |
一時的無効化 | Shift+シャットダウン、またはリカバリメニュー経由 |
永続的無効化 | 電源オプションから設定を変更 |
この記事を参考に、トラブル対処や設定変更をスムーズに進めてみてください。分からない場合はPCメーカーのマニュアルやサポートも確認するのがおすすめです。