Gitで「パスワードが使えない」ときの対処法

完了
開始日
2025年8月3日
終了日
2025年8月3日
期間
1日間
担当者
最終更新日
2025年8月3日
タグ
git

1. エラーが出た!これってなに?

もしもGitでファイルをGitHubにアップしようとしたとき、こんなメッセージが出たらどうしますか?

Support for password authentication was removed on August 13, 2021.

これは、「パスワードを使ってログインする方法は、もう使えなくなりましたよ!」という意味です。GitHubは2021年から、**もっと安全な方法(アクセストークン)**を使うように変わったんです。


2. アクセストークンってなに?

アクセストークンとは、1回きりの特別なパスワードのようなものです。

  • 自分だけが使える
  • 時間がたつと使えなくなる(期限がある)
  • 必要なぶんだけの機能を許可できる

つまり、普通のパスワードより安全で安心な「カギ」なんです!


3. アクセストークンを手に入れる方法(かんたんステップ)

ステップ1:GitHubにログイン!

まずは、自分のGitHubアカウントにサインインしましょう。

ステップ2:「Settings(設定)」を開く

右上のアイコンをクリックして、「Settings(設定)」を選びます。

ステップ3:「Developer settings」を選ぶ

画面の左のメニューから、「Developer settings(開発者向け設定)」をクリックします。

ステップ4:「Personal access tokens」を選ぶ

ここで、自分用のトークンを作る場所に進みます。

ステップ5:トークンを作る

  • 名前(Note):あとで分かりやすいように、「MyToken2025」など自由に名前をつけます
  • 期限(Expiration):1か月・3か月など、好きな期間を選びます
  • 権限(Scope):チェックボックスで必要なものを選びます(repo,admin:repo_hook,delete_repo

最後に「Generate token(トークンを作成)」をクリック!

ステップ6:トークンをコピーして保存!

画面に表示された文字列(トークン)をコピーして、メモ帳やパスワード管理アプリに保存しましょう。

⚠ このトークンは一度しか表示されないから、絶対にコピーしておくこと!


4. トークンを使ってgit pushする方法

GitHubにファイルをアップするとき、いつものパスワードの代わりにこのアクセストークンを入力します。

git push origin main

→ 「Username(ユーザー名)」を入力 → 「Password(パスワード)」には、コピーしたトークンをペースト!


5. 毎回パスワードを入れるのが面倒なとき

毎回入力するのが面倒なときは、下のコマンドを使うと保存してくれるモードになります:

git config credential.helper store

これを一度実行すれば、次回からは自動的に覚えてくれます!


🔚 まとめ

  • GitHubは2021年から「普通のパスワード」が使えなくなった!
  • 代わりに「アクセストークン」という安全なカギを使う
  • 一度トークンを作れば、GitHubにファイルを送ることができる
  • トークンはコピーして、絶対になくさないように保存しよう!