既存の代表的なLDAPサーバの実装でサポートするLDAPのプロトコル・バージョン は、以下のようになっている。
Netscape Directory Server :
LDAPv3形式(『userCertificate;binary』という属性名)」で返答を返す。OpenLDAP Server :
Ver2のサーバにとって、userCertificate;binary は、単なる属性型として扱われる。- userCertificateにおける “;” の扱いが規定されているのは、LDAPv3からである。
- LDAPv2を規定するRFC-1777,RFC-1778 では、";“の扱いについての記述がない。 LDAPv3では、それを利用して仕様を拡張している。
- userCertificateについてVer2のRFCに従うなら、RFC-17782.25 userCertificate の BNF に従ったコーディングがなされるべきである。
実際、LDAP Ver2 のサーバである OpenLDAP では、userCertificate;binary の属性型に、X.509の証明書を登録できる。
また、多くのクライアントは、明示的に usercertificate;binary で問い合わせを行なう。